アクアリウム用語『モナコ式』とは?仕組みと特徴を解説

アクアリウム用語『モナコ式』とは?仕組みと特徴を解説

アクアリウム初心者

モナコ式って、ベルリン式に似た自然を再現するナチュラルシステムのことですか?

アクアリウム研究家

その通りです。水槽は二層構造になっていて、上の層ではバクテリアがアンモニアや亜硝酸を硝酸塩に変換します。

アクアリウム初心者

下の層はどうなるんですか?

アクアリウム研究家

下の層はサンゴで埋め尽くされ、嫌気ろ過が行われます。硝酸塩がチッ素還元されるんです。

モナコ式とは。

「モナコ式」とは、自然を再現したアクアリウムのシステムで、「ベルリン式」に類似しています。水槽は二層に分かれており、上層ではライブロックを使用してバクテリアを住み着かせ、アンモニアや亜硝酸を硝酸塩に変換します。このとき、エアレーションやプロテインスキマーを併用すると、好気性バクテリアに必要な酸素の溶解度を高め、ろ過効率が向上します。

一方、下層にはパンチングボードのような板を使用して、10センチメートルほどのスペースを作ります。この層にサンゴを敷き詰めて嫌気層を形成することで嫌気ろ過が行われ、硝酸塩がチッ素還元されます。この過程ではサンゴのカルシウムが消費されますが、生体の数に応じて必要なカルシウムを調整する必要があります。長期的な維持が難しいため、完全な「モナコ式」ではなく、他のろ過方法と組み合わせたシステムが一般的です。

モナコ式の仕組み

モナコ式の仕組み

-モナコ式の仕組み-

モナコ式とは、アクアリウムにおけるろ過システムの一つで、その名の通り、モナコ海洋博物館で開発されました。その特徴は、大型の水槽を複数個段階的に設置し、それぞれに濾材と生物ろ過を備えている点にあります。

このシステムでは、上段の水槽から下段の水槽へと水が流れていき、各水槽で異なる濾材を通過します。上段の槽では物理ろ過や生物ろ過を行い、下段の槽では最終的なろ過を行います。このような多段階のろ過により、生物濾過能力が高まり、水の浄化効率が向上します。

モナコ式の特徴

モナコ式の特徴

-モナコ式の特徴-

モナコ式は、水循環と濾過システムを簡素化することで、メンテナンスの手間を低減するアクアリウムの手法です。この手法では、外部濾過器を使用せず、水槽内の水をオーバーフローさせ、以下のような特徴を有しています。

* -オーバーフロー構造- 水槽の水位が一定の高さを超えると、余分な水がオーバーフローパイプから排出されます。
* -ドライウェット濾過- 水槽からオーバーフローした水は、濾過槽に設置された濾材(ドライ)を通り、ポンプによって水槽に戻されます(ウェット)。
* -還流機能- 濾過槽から戻された水は、水槽内の循環ポンプによって循環させられ、死角のないろ過を実現します。

モナコ式のメリット

モナコ式のメリット

モナコ式のメリットは非常に多く、海水水槽愛好家に広く人気があります。まずは、このシステムが生物濾過を促進し、水槽内の有害なアンモニアと亜硝酸塩を効果的に除去できる点が挙げられます。これにより、魚やその他の海洋生物にとって健康的で安全な環境が維持されます。

さらに、モナコ式は濾過材の目詰まりを軽減します。この濾過方法は、ろ過材に直接海水が通過しないため、他の濾過方式に比べて目詰まりが少なく、メンテナンスが容易になります。

また、モナコ式は水槽内の水流を制御できます。水槽上部に設置されたオーバーフローボックスが、適切な水の流れを確保し、死角をなくして水質の向上に役立ちます。

モナコ式のデメリット

モナコ式のデメリット

一方で、「モナコ式」にはデメリットもあります。まず、初期費用が高額であることが挙げられます。専用のガラス水槽やフィルター機、複雑な水循環システムなどの設備を導入する必要があるため、設置には多額の費用がかかります。また、メンテナンスにも手間がかかる点もデメリットです。定期的にフィルターの清掃や水質の管理に加え、生き物の健康状態に常に注意を払う必要があります。さらに、システムが複雑なため、トラブルが発生した場合には専門家による修理が必要になることもあります。

モナコ式に適した水槽と生体

モナコ式に適した水槽と生体

モナコ式アクアリウムを始めるにあたって、適切な水槽と生体の選択は不可欠です。

水槽は、底面が底床の設置スペースを除いて全面がガラス張りのキューブ型が基本形です。背の高い水槽を使用することで、水流発生による水の循環を促進し、水質維持を容易にします。また、生体は水流に強い種が適しています。例えば、サンゴイソギンチャク、ソフトコーラル、一部の海水魚などです。

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